旗宿村
はたじゆくむら
[現在地名]白河市旗宿
社川源流部沿岸に位置する。関街道に沿い、南は陸奥・下野国境の通称追分峠を越え追分村(現栃木県那須町)、北は関山(六一九メートル)の東裾野を通り双石村に通じる。当地は古代の東山道上に位置し、白河関が置かれた要衝の地であった。畑宿村・
宿村などとも記される。古くは関村とよばれたが、源義経が当地で旗揃えをしたことにより旗宿と改めたという(白河風土記)。集落は街道沿いに連なり、長さ三町三六間・幅四間。街道の中央に掘割が流れる。本村の北方に端村の茂ヶ崎がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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