既済(読み)キサイ

デジタル大辞泉 「既済」の意味・読み・例文・類語

き‐さい【既済】

物事がすでに済んでいること。また、借金などをすでに返済していること。きせい。「代金既済分」⇔未済

き‐せい【既済】

きさい(既済)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「既済」の意味・読み・例文・類語

き‐さい【既済】

〘名〙
① 事がすでにすんでしまったこと。また、すでに返済してしまったこと。きせい。
地方自治法(1947)二三四条「製造の既済部分又は物件の既納部分の確認を含む」
② 易六十四卦の一つ上卦は坎(水)、下卦は離(火)。水火相交って用をなす象で、すべてがうまくできあがっている様子を表わす。〔易経‐既済卦〕

き‐せい【既済】

〘名〙 =きさい(既済)
随筆・孔雀楼筆記(1768)四「中等扇三柄(へい)、某先生携帰(たづさへかへる)、估直(あたひ)既済(キセイ)とか、或は未済(びせい)とか書す」

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