日の下(読み)ヒノシタ

デジタル大辞泉 「日の下」の意味・読み・例文・類語

ひ‐の‐した【日の下】

天下世界。あめのした。
「あら愚かや忠信は、―において隠れましまさず」〈謡・摂待

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精選版 日本国語大辞典 「日の下」の意味・読み・例文・類語

ひ【日】 の 下(した)

  1. 太陽もと。あめのした。天下。世界。
    1. [初出の実例]「日の下(シタ)に住し給ふ諸の神の、憎まれを蒙らん」(出典源平盛衰記(14C前)三九)
  2. 文書などの日付を書き入れた下の部分
    1. [初出の実例]「両判のとき、表巻には等輩の時は、右筆の人位高く共、日の下に名をかくべし」(出典:宗五大草紙(1528)書札之事)

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