日岳村(読み)ひのたけむら

日本歴史地名大系 「日岳村」の解説

日岳村
ひのたけむら

[現在地名]院内町日岳

郡境の山間部に位置し、恵良えら川の支流日岳川に沿って続く谷筋の最奥部にあたる。東は五名ごみよう村、南は大門だいもん村、西は下毛郡岩屋いわや(現本耶馬渓町)。元禄豊前国絵図によれば、原口はるぐち村から日岳川沿いに下毛郡に至る往還が村内を東西に通る。日岳川は下毛郡境の鹿嵐かならせ山麓から発して東流し、原口村で恵良川に合流する。小倉藩元和人畜改帳では日岳伝右衛門手永に属し、惣庄屋が居住し、高一四六石余、家数一六・人数六四(うち百姓一〇・牢人一・名子五)、牛九・馬二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android