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神楽面 かぐらめん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

神楽面
かぐらめん

神楽に用いられる面。宮中御神楽では用いないが,地方に伝わる里神楽で使用する。鎮魂の儀式としての神楽では,舞人採物清める清めの舞や,湯立などを行うが,それには面を用いない。その後,神の降臨を仰ぎ行う余興の部分に,古猿楽影響により面を用いた舞が行われる。面の種類は多様で,猿楽能面の影響を受けた翁面,女面神面鬼面などのほかに,その地域独自の面や大黒面,ひょっとこ面,おかめ面などの道化面,あるいは猿,狐などの動物面も用いられる。木製のほかに紙製のものもある。

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デジタル大辞泉の解説

かぐら‐おもて【神楽面】

神楽を奏する人。また、その人の顔。
「酔ひ過ぎにたる―どもの、おのが顔をば知らで」〈・若菜下〉

かぐら‐めん【神楽面】

神楽2に使う仮面。男神面・女神面などのほか、おかめ・ひょっとこ・天狗・狐(きつね)などがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

かぐらめん【神楽面】

神楽といわれる神事芸能のうち,採物(とりもの)神楽や能神楽の系統に使用された仮面。出雲神楽の流れでは島根県鹿足郡日原町の柳神楽に1506年(永正3)の鬼面があり,高千穂神楽では高千穂神社に1662年(寛文2)の鬼面が保存されているが,多くは近世に能,狂言,あるいはその先行芸能である猿楽,田楽などの仮面の影響下に製作されたものである。柳神楽の鬼面も猿楽などの仮面の転用かもしれない。品川神社(東京)の里神楽の仮面の中には舞楽面の二ノ舞面が混入したりしている。

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大辞林 第三版の解説

かぐらめん【神楽面】

神楽で使う仮面。地方によって異なるが、江戸神楽では男面・女神面・おかめ・ひょっとこ・潮吹き面などの人面のほか、動物の面なども用いる。

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