日本カーボン(読み)にっぽんカーボン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本カーボン」の意味・わかりやすい解説

日本カーボン
にっぽんカーボン

電極製造を中心とする窯業会社。 1915年設立。国産初の電極工場を横浜に完成し,天然黒鉛電極の製造を行なった。 21年に直径 24インチの特大型電極,24年にアルミニウム電解用電極の製造を開始。 49年不浸透炭素製品の工業化を行いカーボンの新領域を開拓。炭素製品の多角化をすすめ,高純度カーボンなどを手がける。売上構成比は,人造黒鉛電極 52%,ファインカーボン 19%,ニカロンなどの新製品 11%,化成品9%,その他9%。年間売上高 221億 4400万円 (連結。うち輸出 34%) ,資本金 74億 200万円 (1998) ,従業員数 435名 (1999) 。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「日本カーボン」の解説

日本カーボン

正式社名「日本カーボン株式会社」。英文社名「Nippon Carbon Co., Ltd.」。ガラス・土石製品製造業。大正4年(1915)設立。本社は東京都中央区八丁堀。炭素製品メーカー。人工黒鉛電極の大手ほかに高温炉内用炭素繊維・半導体向け高純度処理カーボンなど多角展開。東京証券取引所第1部上場。証券コード5302。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

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