日本のプルトニウム保有

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日本のプルトニウム保有

日本は、原発使用済み核燃料廃棄物とはせず、再処理してプルトニウムを取り出し再び燃料に使う核燃料サイクル政策を掲げている。高速増殖炉というタイプの原発でプルトニウムを使う核燃料サイクルを目指してきたが開発が事実上頓挫し、通常の原発(軽水炉)でプルトニウムを使うプルサーマルを進めている。海外への委託や国内施設での再処理により約46・1トン(2020年末)のプルトニウムがあり、主な所有者は電力会社。プルトニウムは核兵器材料にもなるため、大量保有は国際社会から懸念されており、国の原子力委員会は18年、保有量削減を明記した指針を決定した。

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