日本昔噺(読み)ニホンムカシバナシ

デジタル大辞泉 「日本昔噺」の意味・読み・例文・類語

にほんむかしばなし【日本昔噺】

巌谷小波童話集。明治27年(1894)から明治29年(1896)に刊行。「桃太郎」「花咲爺」「浦島太郎」など、日本各地に伝わる民話をまとめたもの。全24巻。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の日本昔噺の言及

【巌谷小波】より

…その処女作《こがね丸》(1891)は,《少年文学》叢書第1編として近代日本児童文学史をひらく画期的作品となり,以後博文館と組んで,種々の児童向けの雑誌や叢書を刊行した。《日本昔噺》(1894‐96),《日本お伽噺》(1897‐98)で,桃太郎や花咲爺などの民話や英雄譚を再話復活して集成普及し,さらに《世界お伽噺》(1899‐1907)などに拡大した。また童話口演の全国行脚によっても親しまれた近代児童文学の生みの親である。…

※「日本昔噺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android