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桃太郎 ももたろう

12件 の用語解説(桃太郎の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

桃太郎
ももたろう

日本の五大昔話の一つ。桃の中から生れた桃太郎が犬,さる,きじを連れて鬼ヶ島に行き鬼を退治する。成立は室町時代であろうが,文献としては江戸時代初期のものが最も早い。話の成立には「瓜子姫」や「一寸法師」など異類誕生の民間説話や「御曹子島渡」なども関係があるといわれる。

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デジタル大辞泉の解説

ももたろう〔ももタラウ〕【桃太郎】

昔話の一。また、その主人公の名。川を流れてきた桃の中から生まれた桃太郎が、老夫婦に育てられ、成長して犬・猿・キジを供に連れて鬼が島の鬼を退治し、金銀財宝を持ち帰る。

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百科事典マイペディアの解説

桃太郎【ももたろう】

昔話。川上から流れてきたモモまたは香箱から生まれた男の子が鬼ヶ島征伐をし家を富ませる。後半は地獄から姫を連れてきたり,花咲爺や猿蟹合戦の話と混交する地方もある。
→関連項目百合若大臣

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

桃太郎 ももたろう

昔話の主人公。
川上からながれてきた桃から生まれる。日本一の黍(きび)団子」で犬,猿,雉(きじ)を家来とし,鬼が島へ鬼退治にでかけ宝をもちかえる。

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朝日日本歴史人物事典の解説

桃太郎

日本各地に流布している小さ子物語のなかのひとつの主人公。川上から桃がながれてきたのを老婆がひろって家にもってかえる。するとその桃の中から小さい子が生まれたので,桃太郎と名をつけて老夫婦がそだてる。家でつくってもらったきびだんごを腰に桃太郎は鬼退治に出かける。途上,イヌ,サル,キジにあい,きびだんごをあたえて家来にする。鬼に勝って鬼ガ島からさまざまの宝物をうばって老父母のもとにかえる。この話は,明治に入って日本の国が日清戦争(1894),日露戦争(1904)をとおってゆくなかで,外国とたたかって勝つ,つよい日本国民の理想をになうものとなり,明治以前にひろく語りつたえられていた小さな物語をひきはなして日本の昔話の代表となった。この再話に大きな影響をあたえた巌谷小波は,『桃太郎主義の教育』という本を書いて,この昔話を国家教育の基礎にしようと提案した。桃太郎の昔話の原型となった小さ子物語では,海辺に小さい子と共に女性が立っており,その形は南島からアジア,ヨーロッパに流布してユダヤ教にとって異質の神の母なるマリアというイメージのもととなった。カトリック南北アメリカに布教し,そこでマリアは現地の人びとの姿をとって,土地の人びとにうけいれられた。これは柳田国男桃太郎の誕生』(1933)をもととして石田英一郎が『桃太郎の母』(1956)でくりひろげた世界地図である。明治国家内で国家の要求にあわせそだった桃太郎伝説とアジア,アフリカ,ラテンアメリカに流布した桃太郎の母伝説とはひとつの対照をなしている。台湾のつくったテレビ映画「新桃太郎」はもともと中国の象徴だった桃を自由に使いこなして,日本帝国の支配下で桃太郎主義の教育の犠牲となった台湾人の儒教感覚にもとづいて新しい物語を展開しており,桃太郎の再話の新しい道を示す。

(鶴見俊輔)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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日本文化いろは事典の解説

桃太郎

桃太郎は、江戸時代から語り継がれる日本五大おとぎばなし(※)の1つです。桃から生まれた桃太郎は、成長するとキビダンゴをもって鬼退治に出発します。鬼ヶ島〔おにがしま〕に向かう途中、犬・猿・雉〔きじ〕を仲間にし、全員で協力して鬼を退治するというおはなしです。※日本五大おとぎばなし(御伽噺)…江戸時代から今日まで語り継がれる「桃太郎」「はなさか爺さん」「舌きりすずめ」「さるかに合戦」「かちかち山」の5つを日本五大おとぎばなしと言います。誰が定義したのかは詳しく分かっていません。

出典|シナジーマーティング(株)
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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションの解説

ももたろう【桃太郎】

高知の日本酒。酒名は、昭和41年(1966)に一般公募により選ばれたもので、若者から高齢者まで幅広く親しまれる酒でありたいという願いを込めて命名。純米大吟醸酒純米吟醸酒、普通酒がある。原料米は吟の夢、松山三井など。仕込み水四万十川の伏流水。蔵元の「文本酒造」は明治36年(1903)創業。所在地は高岡郡四万十町本町。

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デジタル大辞泉プラスの解説

桃太郎

全国で生産されるトマト。大型で、完熟させてから出荷する桃色トマト。糖度が高く、食味良好で、肉質はしっかりしており、輸送性にすぐれる。種苗会社のタキイが開発し、1983年に完成、1985年に命名・発売。日本全国のトマトのシェアの約7割を占め、派生種も多い。

桃太郎

日本の唱歌の題名。作詞者不詳、作曲:岡野貞一。発表年は1911年。

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世界大百科事典 第2版の解説

ももたろう【桃太郎】

川上から流れてきた桃の中から誕生した童子。犬・猿・キジを供にして鬼退治をする昔話の主人公。もしくはその誕生,成長,武勇を語る昔話の名称。五大お伽噺一つとして流布し,伝承圏は全国に及ぶ。桃太郎は桃の中から異常に小さな姿で生まれる。やがて異常に速い成長をみせて鬼と対決する。桃,ウリ,竹など,中のうつろな植物から誕生する小さ子の物語は,瓜子姫かぐや姫などと共に〈水神少童〉の日本古来の信仰に由来するものである。

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大辞林 第三版の解説

ももたろう【桃太郎】

昔話。異常誕生譚の一。桃から生まれた桃太郎が大きくなって黍きびだんごを持ち、犬・猿・雉きじを家来にして鬼退治に行くというもの。臼うす・蜂はち・牛糞などの助けで鬼退治をするという話もある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

桃太郎
ももたろう

昔話。英雄が悪者を退治することを主題にした異常誕生(たん)の一つ。婆(ばば)が川を流れてくる桃の実を拾う。桃から男子が生まれる。桃太郎と名をつける。桃太郎が一人前になると、鬼が島へ黍団子(きびだんご)を持って鬼征伐に行く。途中、犬が黍団子をもらって家来になる。猿、雉子(きじ)も同様に家来になる。鬼を降参させ、宝物をもらって帰る。
 江戸中期の赤本『むかしむかしの桃太郎』をはじめ、多くの文献にみえている江戸時代の五大童話の一つであるが、とくに日本を代表する昔話になっている。明治以後は、絵本や読み物でも親しまれている。「桃太郎」というと、桃から生まれたということが印象的だが、「桃太郎」の基本形式は「猿蟹(さるかに)合戦」にみえる「旅する動物」である。赤本など古い記録では、婆が桃を食べて若返り、赤子を生む話になっている。異常誕生に意味があったらしい。桃太郎も本来は桃から生まれたものではなかったかもしれない。
 ビルマ(ミャンマー)にも「桃太郎」とよく似た昔話があり、主人公は「親指小僧」になっている。母が太陽を呪(のろ)ったために、親指大に生まれる。16歳のときに、太陽と戦うために大きな菓子を一つつくってもらって出かける。真夏の太陽で、みんな苦しんでいる。途中、干上がった川の船に会う。船は菓子ひとかけらをもらって食べて仲間になる。以下、竹いばら、苔(こけ)、腐った卵が同様にして仲間になる。日の出を待つのに人食い鬼の家に入る。鬼が帰ってくる。寝ると寝台の下にいた竹いばらが傷つける。明かりをつけようと火に近づくと、卵が破裂して目に灰が入る。目を洗いに行くとき、苔ですべって転び、首を折って死ぬ。翌朝、小僧は仲間とともに太陽に挑戦する。雨が小僧を支援して大雨を降らせ、洪水になるが、小僧たちは仲間の船に乗って帰る。みんなが苦しんでいる乾期から、豊かな実りをもたらす雨期を迎える物語である。これにも「旅する動物」の特徴がよく現れているが、食物を分けてもらって仲間になる趣向は「桃太郎」と同一である。戦いの相手が、自然現象の主である太陽(おそらくは人食い鬼の姿)であるのは重要な特色である。
 北アメリカ北西岸インディアンの半神的なワタリオオガラスの神話にある「南風との戦い」は、ワタリオオガラスが、激しい南風が吹いて飢餓状態で困っている魚類などの仲間を誘って、南風の主の家に行き、懲らしめて烈風を止めさせる、「旅する動物」の一例である。これも気象現象の主を退治して豊かな暮らしを実現する話で、「桃太郎」やビルマの「親指小僧」が食物を分け与えているのも、飢饉(ききん)であることを示すものであろう。「桃太郎」の鬼も、人々を苦しめた鬼といわれているが、本来は飢餓をもたらす気象現象の主であったかもしれない。「桃太郎」の発端としてよく知られている、爺(じじ)は山へ柴(しば)刈りに、婆は川へ洗濯にという趣向は、もともと日本の昔話の語り始めの型、「語りの様式」の一つで、「瓜子(うりこ)姫」など、「桃太郎」以外の昔話にも用いられている。
 桃から生まれた英雄の昔話は中国にあるが、「桃太郎」や「旅する動物」の型ではない。桃は中国では不老長寿の薬、鬼を払う呪物(じゅぶつ)とされ、その信仰は日本にも入っている。主人公の異常な誕生の構成要素として、この昔話に定着したものであろう。「桃太郎」が日本の昔話の代表格であったのは、神的な主人公が異常な天候を起こしている主と戦い、平穏な暮らしを将来するという、この昔話の基本構造が、日本では、昔話世界の本流のように思われるところがあったのであろう。「語りの様式」が「桃太郎」と固定的に結び付いていたのも、同じ理由であろう。柳田国男(やなぎたくにお)や石田英一郎が「桃太郎」の背後に小さ子神信仰があるとみたのも、昔話を支える文化的基盤として意味のあることである。『桃太郎絵巻』(1735)のように桃太郎が姫を助け出して結婚する話もあるが、本来の形とは考えられない。[小島瓔
『柳田国男著『桃太郎の誕生』(角川文庫) ▽滑川道夫著『桃太郎像の変容』(1981・東京書籍) ▽鳥越信著『桃太郎の運命』(1983・日本放送出版協会)』

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世界大百科事典内の桃太郎の言及

【吉備津神社】より

…また釜鳴の怪異伝説は謡曲《吉備津宮》や上田秋成《雨月物語》などの素材にもなっている。 当社と桃太郎伝説との結びつきも古い。いま岡山の名菓である吉備団子は,江戸初期に〈餅雪や日本一の吉備だんご〉とよまれて,当時すでに門前の名物となっていた。…

【共食】より

…さらに武士団の党ややくざの集団で,酒を酌み交わし会食するのも,共食によって主従的結合,同志的結合を強めようとするものである。桃太郎説話で,桃太郎が鬼退治に出かけるとき腰に下げたキビダンゴも,たんに腹がへって食べるのではなく,犬・猿・キジに与えて共食することによって,主従の交わりを結ぶための食物であった。また親子杯,兄弟杯,夫婦杯なども,一つ杯で酒を飲み合うことによって互いの心が結ばれるとする共食の一つである。…

【少彦名命】より

…その体軀短小ながら異常な能力を発揮するという説話的人物としての型は,のちの伝承の世界に多くの類型を生み出していった。スクナビコナは,かぐや姫,一寸法師,瓜子姫,桃太郎等々のはるかな先蹤(せんしよう)である。なおオオナムチ,スクナビコナは医療,禁厭(まじない)の法を定めたとされる(《日本書紀》神代巻)だけに,温泉の開発神とする伝えが各地に多くみられ(伊予国,伊豆国の《風土記》逸文など),延喜典薬式に用いられている薬草石斛(せつこく)はスクナヒコノクスネ(少名彦の薬根)と呼ばれた(《和名抄》《本草和名》)。…

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