日本民族(読み)にほんみんぞく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本民族」の意味・わかりやすい解説

日本民族
にほんみんぞく

民族形成論が困難であるのは,何をもってある集団を民族と呼びうるのかという指標が一義的には決められないことにある。たとえば,日本列島に住む人類は,縄文時代には朝鮮半島,シベリアおよびサハリン,東南アジア諸島などからの諸種族の複合であったと考えられる。しかし,日本民族の民族性の核心水稲耕作に求めれば,その起源弥生時代にまで下る。また,日本民族としての共属意識の発生に注目すれば,政治的統合の時期である奈良時代が重要であるという。さらに日本民族といった場合,アイヌ民族や沖縄がどのように含まれるのかという問題は,この言葉が過去に政治的に用いられたことがあっただけにより複雑である。このように日本民族の解明は過去の探求と同時に現在の問題でもあり,今後も諸方面からの研究が望まれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...

五月晴れの用語解説を読む