最新 地学事典 「日本火山学会」の解説
にほんかざんがっかい
日本火山学会
The Volcanological Society of Japan
火山学とその関連する諸科学の進歩と普及を目的として設立された学会。第1期と第2期に分かれる。第1期は1931年に小川琢治を会長として創立。32年に会誌『火山』を創刊,40年までに4巻,合計14号を発行。第1期の会員は主として地質学者で,会員数は約300名にまで達した。第2次大戦の拡大とともに活動は停止した。第2期の活動は,第2次大戦後,活火山研究会・火山物理研究会などに集まっていた地球物理・地質・地球化学者などが中心となって,宮部直己を会長(当時の呼称は委員長)として56年12月に再発足した。現在は定期的に年2回学術大会(うち1回は日本地球惑星科学連合大会),不定期に一般向けの講演会を開催。会誌『火山』を年1巻(6号)と,本学会を含む日本の地球科学系5学会の共同で『Earth, Planets and Space』を発行。2009年以降,公開講座で身近な材料を使った噴火実験を行うなどアウトリーチ活動にも注力。名誉会員・正会員・准会員・賛助会員で構成。会員数約1,100名(2022年現在)。
執筆者:兼岡 一郎・竹下 欣宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

