日本社会学会(読み)にほんしゃかいがっかい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本社会学会」の意味・わかりやすい解説

日本社会学会
にほんしゃかいがっかい

日本社会学院 (1913~23) を前身として 1923年設立された,社会学研究の推進と発達普及をはかるための学会機関誌,24~30年『社会学雑誌』 (77冊) ,31~32年『季刊社会学』 (4冊) ,33~43年『年報社会学』を発行。しかし,第2次世界大戦進展に伴って制約を受け,43年には年次大会も中止されたが,戦後再建され,50年に機関誌『社会学評論』が発刊され今日にいたっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の日本社会学会の言及

【戸田貞三】より

…これは,従来もっぱら制度的側面の研究に傾斜していた家族・親族の研究分野に,集団的側面の新分野を開拓し,その構造と機能を精緻な統計的方法によって解明したものであり,今日日本の社会学が世界に誇りうる家族社会学の礎石となったということができよう。こうした研究活動のかたわら,社会学者の全国的組織である日本社会学会の育成・発展にも力を注いだ。【高橋 徹】。…

※「日本社会学会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android