日棚村(読み)ひたなむら

日本歴史地名大系 「日棚村」の解説

日棚村
ひたなむら

[現在地名]北茨城市中郷なかごう町日棚、高萩市望海ぼうかい

塩田しおた川の上流域に位置し、大部分山地である。「水府志料」に「東西二里余、南北十七町余」とあり、東は小野矢指おのやさし村・粟野あわの村。常陸国赤浜妙法寺過去帳の応永三四年(一四二七)に「経本ヒタナ」とみえる。文禄四年(一五九五)岩城領検地目録(静嘉堂文庫蔵)には「千百四拾石五斗壱升弐合 (竜子山分)ひたな村あわの村」、同年の岩城領小物成目録(秋田県立図書館蔵)には「(桑)弐十本 此綿「十」(追書)匁 ひたな村」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android