日照り雲(読み)ヒデリグモ

デジタル大辞泉 「日照り雲」の意味・読み・例文・類語

ひでり‐ぐも【日照り雲】

夏、日没ころ夕焼けのように紅色に染まったともえ形の雲。晴天の続くしるしといわれる。また、日照りが続いた空に浮かんだ雲。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「日照り雲」の意味・読み・例文・類語

ひでり‐ぐも【日照雲・旱雲】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 夏の旱(ひでり)の頃によく出る雲。特に、旱の先触れとしての朝の雲。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「天なるや旱雲湧き、あらがねの土裂け木枯る」(出典:竹の里歌(1904)〈正岡子規〉明治三五年)
  3. 気象用語。日没頃、夕焼けのように美しく紅色に染まった巴の形の雲。天候の定まるしるしという。

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