日本歴史地名大系 「日隈城跡」の解説 日隈城跡ひのくまじようあと 大分県:日田市竹田村日隈城跡[現在地名]日田市隈一―二丁目、庄手 中ノ島町三隈(みくま)川が隈(くま)川と庄手(しようで)川に分流する地、日田三丘の一つ日隈山にある城跡。その北部に隈町と外堀があった。遺構は確認されていない。隈城ともいう。「豊西記」では三丘の成立伝承を、日田がまだ湖水であった頃、水が流失して丘が残った月隈(つきくま)・日隈・星隈(ほしくま)であると記している。標高一一二・三メートルで亀翁(きおう)山とも称し、現在は亀(き)山とよばれている。古代には古墳地として使用され、元治元年(一八六四)には山頂から平縁細線式獣帯鏡(径二三・五センチ、県指定文化財)が出土した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by