日高六郎(読み)ヒダカロクロウ

デジタル大辞泉 「日高六郎」の意味・読み・例文・類語

ひだか‐ろくろう〔‐ロクラウ〕【日高六郎】

[1917~2018]社会学者。中国の生まれ。水俣病などの公害問題や安保闘争ベトナム反戦運動などに積極的に関わり、日本市民運動を牽引した。フロム著作「自由からの逃走」の翻訳を手がけたことでも知られる。著作に「戦後思想を考える」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「日高六郎」の解説

日高六郎 ひだか-ろくろう

1917- 昭和後期-平成時代の社会学者,評論家
大正6年1月11日中国青島(チンタオ)生まれ。昭和35年東大教授となり,大学紛争時の44年辞職。のち京都精華大教授。安保反対,ベトナム反戦,水俣病問題などの市民運動に積極的に参加した。東京帝大卒。著作に「現代イデオロギー」「戦後思想を考える」「戦争なかで考えたこと―ある家族の物語」など。

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