旧大戸村地区(読み)きゆうおおとむらちく

日本歴史地名大系 「旧大戸村地区」の解説

旧大戸村地区
きゆうおおとむらちく

阿賀川東岸に位置し、東は会津盆地東縁の丘陵地帯、南は大戸岳などの山岳地帯。阿賀川に沿って下野街道の裏街道が南北に走り、現在は国道一二一号となっている。近世には南の小塩おしゆう村・芦牧あしのまき村・船子ふなこ村・桑原くわばら村は寛永二〇年(一六四三)以降南山御蔵入領で、他村は会津藩領であった。江戸時代末期の一三村が明治八年(一八七五)の合併で六村となり、同一〇年小塩村は上小塩村と改称。同一二年より北会津郡に属した。同二二年の町村制施行によりこの六村が合併して大戸村となる。昭和三〇年(一九五五)大戸村は会津若松市に合併され、旧大字は大戸町を冠して継承された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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