民俗学では「さ」とは「田の神」を意味する。まず田植えの前に田の畦などに神の依代(よりしろ)を作り、天から田の神(=さ)を招き寄せるが、これが「さおり」(さ+降り)であり、無事に田植えが終わると田の神は再び天に昇っていく。これが「さのぼり」(さ+昇り)で、農民は植えた苗が台風や病害虫などに遭わず秋には豊作になるように祈った。「早苗饗」は豊作祈願の神事であると同時に、田植えという重労働を終えての(共同体を挙げての)慰労会でもあった。
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...