出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…地球よりも太陽に近く,太陽より48゜以上離れないので真夜中の空に見ることなく,日没後の西空,または日の出前の東空に見るのみである。夕空に見えるときには〈宵の明星〉,暁の空に見えるときには〈明の明星〉という。古代ギリシアでは夕空に見えるときにはヘスペロスHesperos,暁の空に見えるときにはヘオスフォロスHeōsphorosと呼び,中国ではそれぞれ長庚(ちようこう),啓明と呼んだ。…
…金星の古代中国名。五星の一つ。五行説では金に配するので金星とも称するようになった。本来は明けの明星を啓明,宵の明星を長庚または太白と呼んで区別した。古来軍事に関連する星と考えられ,特に戦時には戦局を占う手がかりとしてその動向が注目された。唐代には道教の星信仰の中で重視されたが,それが日本の陰陽道に取り入れられて大将軍信仰となり,さらに仏教の明星天崇拝を生んだ。【麦谷 邦夫】…
※「明の明星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...
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