昔々亭桃太郎(読み)セキセキテイ モモタロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「昔々亭桃太郎」の解説

昔々亭 桃太郎
セキセキテイ モモタロウ


職業
落語家

本名
山下 喜久雄

別名
前名=柳家 小楼,柳家 小ぎく,柳家 小きん,筆名=百田 芦生(モモタ アシオ)

生年月日
明治43年 1月2日

出生地
東京

経歴
18歳の時に兄・柳家金語楼の下で小楼を名乗ったが、すぐ4代目柳家小さんに入門。柳家小ぎくを経て、昭和3年柳家小きんで二ツ目。のち柳家三語楼門下となる。5年日本芸術協会の設立に参加、7年昔々亭桃太郎と改名。「お好み床」「音楽風呂」「俳句修華」など自作で売り出す。戦後フリーとして活躍。また百田芦生の名で「新聞記事」「ジャズ風呂」「落語学校」など多くの新作落語を書いた。日本喜劇人協会会長も務めた。著書に「かくし芸のすすめ」がある。

没年月日
昭和45年 11月5日 (1970年)

家族
兄=柳家 金語楼(落語家)

伝記
談志絶倒 昭和落語家伝寄席放浪記―なつかしい芸人たち 立川 談志 著,田島 謹之助 写真色川 武大 著(発行元 大和書房廣済堂出版 ’07’86発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「昔々亭桃太郎」の解説

昔々亭 桃太郎
セキセキテイ モモタロウ

昭和期の落語家



生年
明治43(1910)年1月2日

没年
昭和45(1970)年11月5日

出生地
東京

本名
山下 喜久男

別名
前名=柳家 小楼,柳家 小菊,柳家 小きん,筆名=百田 芦生

経歴
大正11年4代目柳家小さんに入門。柳家小楼、柳家小菊、柳家小きんを名乗ったが、のち柳家三語楼門下となり、自作自演の道へ。昭和5年日本芸術協会の設立に参加、7年昔々亭桃太郎で真打。戦後フリーとして活躍。また百田芦生の名で「新聞記事」「ジャズ風呂」「落語学校」など多くの新作落語を書いた。著書に「かくし芸のすすめ」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「昔々亭桃太郎」の解説

昔々亭桃太郎 せきせきてい-ももたろう

1910-1970 昭和時代の落語家。
明治43年1月2日生まれ。柳家金語楼の弟。4代目柳家小さんに入門。柳家小ぎく,小きんをへて,昭和7年昔々亭桃太郎を名のる。「お好み床(どこ)」「音楽風呂」などを自作自演した。戦後,日本喜劇人協会会長。昭和45年11月5日死去。60歳。東京出身。本名は山下喜久雄。筆名は百田芦生(ももた-あしお)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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