星気(読み)せいき

精選版 日本国語大辞典 「星気」の意味・読み・例文・類語

せい‐き【星気】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 星の発する気。星雲など。また、占星望気対象として吉凶を示すもの。
    1. [初出の実例]「かうてよく星気を望は上手なれども」(出典:史記抄(1477)五)
    2. 「此より外、復た許多(あまた)の星気(セイキ)あり」(出典:造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉九)
    3. [その他の文献]〔史記‐天官書〕
  3. 星のように崇高で、偉大な心気。
    1. [初出の実例]「英霊星気逸調過人」(出典:万葉集(8C後)一七・三九七三・題詞)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む