日本歴史地名大系 「春日井原新田村」の解説 春日井原新田村かすがいばらしんでんむら 愛知県:春日井市春日井原新田村[現在地名]春日井市宗法(そうほう)町・下屋敷(しもやしき)町・春日井町・春日井上(かすがいかみ)ノ町・西屋(にしや)町・宮(みや)町・黒鉾(くろぼこ)町・四(よ)ッ家(や)町・新開(しんかい)町・前並(まえなみ)町・高山(たかやま)町・西高山(にしたかやま)町・中(なか)町味鋺原(あじまはら)新田村の北。江戸期までは春日井原といわれる原野の一部であった。南北二段の段丘に分れ、上段を上原(いわはら)といい、東は南下原(みなみしもはら)・小牧原(こまきはら)へと続く平地、下段は下(し)タ原(はら)とよばれ、如意申(によいさる)・稲口(いなぐち)から味鋺原に連なる平地となっている。春日井原新田は寛永一七年(一六四〇)に、藩祖徳川義直により命名されたと伝えられる。元和九年(一六二三)本(ほん)街道が藩の公道として春日井地内を通るにつれて、村は急速に開けた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報