春水(読み)シュンスイ

デジタル大辞泉 「春水」の意味・読み・例文・類語

しゅん‐すい【春水】

春になって氷や雪がとけて流れる水。 春》「―や四条五条の橋の下/蕪村

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精選版 日本国語大辞典 「春水」の意味・読み・例文・類語

しゅん‐すい【春水】

  1. 〘 名詞 〙 春になって氷や雪がとけ出して流れる水。はるのみず。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「春水洋々滄浪清、漁翁従此独濯纓」(出典経国集(827)一四・奉和漁家〈有智子内親王〉)
    2. [その他の文献]〔陶潜‐四時詩〕

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改訂新版 世界大百科事典 「春水」の意味・わかりやすい解説

春水 (しゅんすい)

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普及版 字通 「春水」の読み・字形・画数・意味

【春水】しゆんすい

春の流れ。

字通「春」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の春水の言及

【為永春水】より

…この時期の作品のほとんどは友人,門人たちとの合作であり,戯作者志望の文学青年や狂言作者の草稿を,書肆の立場を利用して出版したものである。29年,それまでの2世南仙笑楚満人の号を捨てて為永春水を名のるが,同年3月火災で青林堂を失い,門人,友人たちの多くが離反し,苦心のすえ32年(天保3)情痴的恋愛小説《春色梅児誉美(しゆんしよくうめごよみ)》初・後編を発表した(全4編,1833刊,完結)。この作品は若い婦女子の読者から熱狂的歓迎を受け,春水は一躍文壇の第一線に登場し,自ら〈江戸人情本の元祖〉を名のった。…

※「春水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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