春蚓秋蛇(読み)シュンインシュウダ

デジタル大辞泉 「春蚓秋蛇」の意味・読み・例文・類語

しゅんいん‐しゅうだ〔‐シウダ〕【春×蚓秋蛇】

《「晋書王羲之伝賛から》春のミミズや秋のヘビのように、字も行も、うねうねと曲がりくねっていること。字がへたなことのたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 「春蚓秋蛇」の意味・読み・例文・類語

しゅんいん‐しゅうだ‥シウダ【春蚓秋蛇】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「晉書‐王羲之伝賛」の「行行如春蚓、字字若秋虵」から ) 春、地上に出るみみずと、秋、動きのにぶくなったへび。また、書画のつたないことをたとえていう語。
    1. [初出の実例]「不春蚓秋蛇之嘲書功矣」(出典:類従本小島のくちずさみ‐文明二年奥書(1470))
    2. [その他の文献]〔蘇軾‐和流杯石上草書小詩詩〕

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四字熟語を知る辞典 「春蚓秋蛇」の解説

春蚓秋蛇

春、地上に出るみみずと、秋、動きのにぶくなったへび。また、書画のつたないことをたとえていう語。

[使用例] 今日では六書八体に通じて春蚓秋蛇を毫端に走らし得る健腕家でも、平生はかえってペンを重宝するようになった[内田魯庵*読書放浪|1933]

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