昵近(読み)ジッキン

精選版 日本国語大辞典 「昵近」の意味・読み・例文・類語

じっ‐きんヂッ‥【昵近】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) なれ親しむこと。多く、貴人に親しみ近づくこと。また、なれ親しんでいる相手の人。
    1. [初出の実例]「中納言大江維時卿者。陪帷幄近天顔」(出典本朝文粋(1060頃)六・申美濃守状〈大江匡衡〉)
    2. 「疾くより我に昵近(ヂッキン)し忠勤厚き武士」(出典:浄瑠璃・本朝二十四孝(1766)一)
    3. [その他の文献]〔韓非子‐難言〕
  3. じっきんしゅう(昵近衆)」の略。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む