日本歴史地名大系 「昼浦村」の解説 昼浦村ひるがうらむら 長崎県:下県郡美津島町昼浦村[現在地名]美津島町昼ヶ浦現町域の中央部、外浅海(そとあそう)の北に突き出した小半島の北端にある。古くは比乃(ひの)浦と称し、地元では比牟乃(ひむの)浦または比留(ひる)浦ともいう(津島紀事)。日女の祭祀を想定することもでき、また名族阿比留氏の名を比留と関係するとみる説があるが、当地には古い遺跡などはない。嘉吉三年(一四四三)の祐覚・浄頼連署状(与良郷宗家判物写)に「ひるか浦」とみえ、浦の百姓が臨時の公事を「五つつき」とし、その後は公方に趣意を申述べるように当浦の「けこしの所」に命じている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by