時世粧(読み)ジセイソウ

デジタル大辞泉 「時世粧」の意味・読み・例文・類語

じせい‐そう〔‐サウ〕【時世粧】

流行のよそおい。はやりのかっこう
「さながら明治時代の―を見るようだ」〈風葉青春

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「時世粧」の意味・読み・例文・類語

じせい‐そう‥サウ【時世粧】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「粧」は、よそおう、かざるの意 ) 当世風の姿。時のはやりのよそおい。今様(いまよう)の姿。
    1. [初出の実例]「天下時勢粧(ジセイサウ)事」(出典太平記(14C後)二一)
    2. 「明治新時代の時世粧(ジセイサウ)美人画で見るやうだと欽哉は思った」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉春)
    3. [その他の文献]〔白居易‐新楽府・時世粧〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android