時代遅れ(読み)じだいおくれ

精選版 日本国語大辞典 「時代遅れ」の意味・読み・例文・類語

じだい‐おくれ【時代遅・時代後】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 過去のもので、新しい時代変化傾向に合わなくなっていること。また、そのさま。流行遅れ。また、昔ふうで保守的なさま。
    1. [初出の実例]「見れば童子格子の褞袍(どてら)に、鉄梃棒を突いて、時代(ジダイ)おくれな化物だが」(出典歌舞伎・柳風吹矢の糸条(1864))
    2. 「新主義と時代後(じだいオク)れの旧主義と衝突をする所、よくお眼を止めて御覧あられませう」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android