デジタル大辞泉 「褞袍」の意味・読み・例文・類語 どてら【褞=袍/縕=袍】 大きめに作り、綿を厚く入れた広袖の着物。防寒・寝具用。主に男子が用いる。丹前たんぜん。《季 冬》「星移り物変り―古びけり/草城」[類語]綿入れ・丹前 うん‐ぽう〔‐パウ〕【×褞×袍/×縕×袍】 保温・防寒用として綿を入れた着物。どてら。丹前。綿入れ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「褞袍」の意味・読み・例文・類語 うん‐ぽう‥パウ【褞袍・縕袍】 〘 名詞 〙 綿を入れた着物。どてら。おんぼう。[初出の実例]「金減す我世の外にうかれてや〈其角〉 縕袍(ウンホウ)さむく伯母夢にみゆ〈匂子〉」(出典:俳諧・虚栗(1683)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「褞袍」の意味・わかりやすい解説 褞袍 (どてら) 防寒用の和服の部屋着。男物が主だが,子ども物もあった。長着よりも大きめに仕立てた厚綿入れで,広袖,襟に黒繻子,綿ビロードの掛襟をする。ててら(労働用の短いじゅばん)の転化したもので,太ててらの類。江戸時代木綿や絹紬で作り,長着の上に引っかけて着た。職人などは絹紬のどてらに六尺帯を締めて外出した。夜着にも用いたところから丹前と搔巻(かいまき)の中間的存在と考えられる。執筆者:山下 悦子 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
普及版 字通 「褞袍」の読み・字形・画数・意味 【褞袍】うんぼう(ばう) ぬのこ。どてら。〔後漢書、桓鸞伝〕少(わか)くして操行を立て、褞袍糟、盈餘(えいよ)を求めず。字通「褞」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by