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晒首 さらしくび

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世界大百科事典 第2版の解説

さらしくび【晒首】

元来は呪術的儀式であったが,死者の首がもついろいろな意味での魔力に対する信仰の薄れた近世以降になると,それは支配者の意志,民衆に対する命令,警告,教化などのメッセージを表現・伝達するメディア一つとして使われる。〈もの〉によるコミュニケーションである。1660年,ピューリタン革命のあと王政復古したイギリスチャールズ2世が,父チャールズ1世処刑の責任者として,すでに死んでいるクロムウェルアイアトンらの墓をあばき,首を矛(ほこ)に刺して晒したことは,すでに死んでいる者の首に意味をこめておりその典型である。

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世界大百科事典内の晒首の言及

【梟首】より

…犯人の首を広く公衆に示す刑罰。さらし首。《日本書紀》崇峻即位前紀に叛将捕鳥部万(ととりべのよろず)の死骸を8段に斬り,8ヵ国に散梟(ちらしくしさす)せしめたとあるのが梟首関係史料の初見。大宝律,養老律では死刑に絞,斬の二等を設けただけで,梟首の規定はない。下って940年(天慶3)平将門の首を京に梟しており,以後,平忠常,安倍貞任,源義親ら反乱の首魁や,京中の強盗等の重罪犯を梟首した事例が見られるが,病死した平忠常,自殺した藤原通憲(信西)の例でわかるように,梟首は斬罪の付加刑ではなく,斬罪より重い独立の刑種であった。…

【獄門】より

…江戸時代の刑罰の一種で,晒首(さらしくび),梟首(きようしゆ)ともいう。かつて梟首は,獄舎の門に首を懸けて行われたので,獄門の名が生じた。…

※「晒首」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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