晦蔵(読み)カイゾウ

デジタル大辞泉 「晦蔵」の意味・読み・例文・類語

かい‐ぞう〔クワイザウ〕【×晦蔵】

[名](スル)
自分才能学識を人に知られないように隠すこと。
資源などがうずもれていること。
潜伏―して未だ世の知る所とならざる富源に至りては」〈雪嶺真善美日本人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「晦蔵」の意味・読み・例文・類語

かい‐ぞうクヮイザウ【晦蔵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 自分の才能、知識などを目立たないように隠すこと。
    1. [初出の実例]「晦蔵すれば物不之」(出典:土井本周易抄(1477)一)
    2. [その他の文献]〔欧陽脩‐太常博士尹君墓誌銘〕
  3. 物資、資源などが開発されず、うずもれていること。
    1. [初出の実例]「潜伏晦蔵して未だ世の知る所とならざる富源に至りては決して鮮少なりとせざるなり」(出典:真善美日本人(1891)〈三宅雪嶺〉日本人の任務)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android