晩期型星(読み)ばんきがたせい(その他表記)late type star

改訂新版 世界大百科事典 「晩期型星」の意味・わかりやすい解説

晩期型星 (ばんきがたせい)
late type star

太陽より表面温度が低い星の総称低温度星とも呼ぶ。これらを晩期型というのは恒星進化の古い考え方による慣習が残ったためである。晩期型星は主系列星巨星超巨星とにはっきりと分かれ,後者にはS型星や炭素星のようなスペクトル特異星が見られる。これらは恒星進化の結果,星の内部原子核熱核反応でできた新しい元素が星の表面にまで運ばれてきた結果と考えられている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 山下

百科事典マイペディア 「晩期型星」の意味・わかりやすい解説

晩期型星【ばんきがたせい】

低温度星とも。太陽よりも表面温度が低い星の総称。星の年齢とは無関係。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む