ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「普通より」の意味・わかりやすい解説 普通よりふつうよりordinary lay ロープのより方の一種で,ロープそのもののよりとストランドのよりの向きを反対方向にするより方。このより方をしたロープの利点としては,(1) ストランドとロープのよりの方向が反対になっているので,より戻りがないこと,(2) 内部が強く締っているために湿気が浸入しにくいことなどがある。欠点は,(1) ロープの表面に現れる素線の長さが短く,滑車や巻胴に接触する部分が摩耗しやすいこと,(2) 素線がロープの中心線にほぼ平行して走っているので,ロープの湾曲性が比較的乏しいこと,などである。普通よりのロープはねじれや形くずれが少く,取扱いやすいので,漁業,船舶,陸上一般用などに広く使用されている。 (→ラングより ) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by