ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラングより」の意味・わかりやすい解説 ラングよりLang lay ロープのより方の一種で,ロープそのもののより方向とストランドのより方向を同一にするより方。考案者のイギリス人 J.ラングの名にちなんでこの名がある (1879) 。普通よりに比してロープの表面に現れる素線の長さが長く,ロープの表面がなめらかで表面全体が均一に摩耗を受けるので,部分的摩耗によるロープの損傷が少く,また柔軟性に富み,曲げ疲労が少い。しかし,よりが戻りやすく,ストランドの間に間隙ができたりキンクを起しやすい欠点がある。ラングよりロープは鉱山の巻上げ用,索道の主索によく用いられている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by