晴らす(読み)ハラス

デジタル大辞泉 「晴らす」の意味・読み・例文・類語

はら・す【晴らす/×霽らす】

[動サ五(四)]
心のわだかまりを取り除いてはればれとした気持ちにさせる。「疑念を―・す」「鬱憤うっぷんを―・す」
目的をとげる。「思いを―・す」
空が晴れるようにする。
「是なるやどりにたちより、雨を―・さばやと思ひ候」〈虎明狂・祐善
[可能]はらせる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「晴らす」の意味・読み・例文・類語

はら・す【晴・霽】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 空が晴れるようにする。
    1. [初出の実例]「是なるやどりにたちより、雨をはらさばやと思ひ候」(出典:虎明本狂言・祐善(室町末‐近世初))
  3. 気持や顔の表情を明るくする。晴れ晴れとさせる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「気を晴(ハラ)さうと思って、外へ出た」(出典:雁(1911‐13)〈森鴎外〉八)
  4. 無実であることを証明して、人からかけられた嫌疑を除く。
    1. [初出の実例]「その疑念を晴(ハ)らして呉れる唯一の責任者が」(出典:明暗(1916)〈夏目漱石〉四七)
  5. 自分の心の中にあって心を暗くしているものをなくす。解消する。
    1. [初出の実例]「ウラミヲ farasu(ハラス)」(出典:日葡辞書(1603‐04))
  6. 遂げる。目的を遂げる。
    1. [初出の実例]「宿願をはらさせ給はん為に」(出典:義経記(室町中か)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...

元服の用語解説を読む