暖皮(読み)だんぴ(その他表記)amadou

翻訳|amadou

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「暖皮」の意味・わかりやすい解説

暖皮
だんぴ
amadou

サルノコシカケ類の菌糸が天然でマツニレナラクヌギなどの材部の年輪の間に多年にわたって生長し,厚い大きな繊維状の皮になったもの。柔軟で強靭なので,かつてはこれを奇品とし,敷物にしたり楽器 (琴) の袋にしたという。ヨーロッパのアマドウはこれに似ているが,キコブタケやツリガネタケなどの菌糸で,暖皮ほどには大きくなく,火口 (ほくち) に用いたり,止血の材料に用いたりする。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む