曲筆(読み)キョクヒツ

精選版 日本国語大辞典 「曲筆」の意味・読み・例文・類語

きょく‐ひつ【曲筆】

  1. 〘 名詞 〙 事実をいつわって書くこと。また、その文章。⇔直筆(ちょくひつ)
    1. [初出の実例]「曲筆(キョクヒツ)大かた人やきらふらん」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)一)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐臧洪伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「曲筆」の読み・字形・画数・意味

【曲筆】きよくひつ

故意に事実をまげてしるす。〔後漢書、臧洪伝〕昔、晏嬰(あんえい)志を白さず、南曲筆して、以て存することを求めず。故に身、圖像に傳へられ、名、後世に垂る。

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