曲筆(読み)キョクヒツ

デジタル大辞泉 「曲筆」の意味・読み・例文・類語

きょく‐ひつ【曲筆】

[名](スル)事実を曲げて書くこと。また、その文章。「史実故意曲筆する」「舞文ぶぶん曲筆」⇔直筆ちょくひつ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「曲筆」の意味・読み・例文・類語

きょく‐ひつ【曲筆】

  1. 〘 名詞 〙 事実をいつわって書くこと。また、その文章。⇔直筆(ちょくひつ)
    1. [初出の実例]「曲筆(キョクヒツ)大かた人やきらふらん」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)一)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐臧洪伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「曲筆」の読み・字形・画数・意味

【曲筆】きよくひつ

故意に事実をまげてしるす。〔後漢書、臧洪伝〕昔、晏嬰(あんえい)志を白さず、南曲筆して、以て存することを求めず。故に身、圖像に傳へられ、名、後世に垂る。

字通「曲」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android