デジタル大辞泉 「曳尾」の意味・読み・例文・類語 えい‐び【×曳尾】 《「荘子」秋水の、荘子が亀にとっては死んで骨を尊ばれるよりは、生きて泥の中に尾をひいてはい回っているほうがよいというたとえをもって、楚そ王からの任官のさそいを謝絶した故事から》仕官して束縛されるよりも、貧しくても安らかに郷里で暮らすほうを望むこと。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「曳尾」の意味・読み・例文・類語 えい‐び【曳尾】 〘 名詞 〙 ( 「荘子‐秋水編」の、亀にとっては死んで骨を尊ばれるよりは生きて泥中に尾をひいてはい回っているほうがよいというたとえを用いて、荘子が楚王からの仕官の薦めを謝絶したという故事から ) 仕官して束縛を受けるよりも、貧しくても安らかに郷里で暮らすことを望むこと。尾を泥中(でいちゅう)に曳く。〔蜀志‐卻正伝〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「曳尾」の読み・字形・画数・意味 【曳尾】えいび 尾をひく。貧賤でも自由なのがよいとするたとえ。〔荘子、秋水〕此の龜は、ろ其れ死して骨を留めて貴ばれんか、ろ其れ生きて、尾を塗(泥)中に曳かんか。字通「曳」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報