曾我時致(読み)そがときむね

精選版 日本国語大辞典 「曾我時致」の意味・読み・例文・類語

そが‐ときむね【曾我時致】

  1. 鎌倉初期の武士五郎と称す。兄十郎祐成とともに父の仇、工藤祐経(すけつね)を討ったが捕えられ、頼朝によって梟首(きょうしゅ)された。承安四~建久四年(一一七四‐九三

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「曾我時致」の解説

曾我時致 そが-ときむね

1174-1193 鎌倉時代の武士。
承安(じょうあん)4年生まれ。河津祐泰(すけやす)の次男。安元2年同族間の所領争いで父が工藤祐経(すけつね)に殺され,母が再婚した曾我祐信(すけのぶ)のもとでそだつ。建久4年5月28日,源頼朝富士の巻き狩りの場で兄祐成(すけなり)とともに仇討ちをはたしたが捕らえられ,翌日殺された。20歳。のちこの事件は「曾我物語」として文芸化された。伊豆(いず)河津荘(静岡県)出身。幼名は筥(箱)王。通称は五郎。

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