最先(読み)さいせん

精選版 日本国語大辞典 「最先」の意味・読み・例文・類語

さい‐せん【最先】

  1. 〘 名詞 〙さいぜん(最前)
    1. [初出の実例]「孟春之吉慶、元朝之嘉祥、最先向貴方申籠候畢」(出典異制庭訓往来(14C中))
    2. 「其最先(サイセン)の一日には男女老幼貴賤の別なく、皆争ふて之におもむき」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下)
    3. [その他の文献]〔漢書‐王成伝〕

さい‐さき【最先】

  1. 〘 名詞 〙 物事が行なわれるすぐ前。また、ある物事でのいちばんはじめ。
    1. [初出の実例]「我が兵を発するさいさきに」(出典:史記抄(1477)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「最先」の読み・字形・画数・意味

【最先】さいせん

最も先。

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