日本歴史地名大系 「最知村」の解説 最知村さいちむら 宮城県:気仙沼市最知村[現在地名]気仙沼市 最知南最知(みなみさいち)・同森合(もりあい)・同川原(かわら)・同北最知(きたさいち)・同荒沢(あらさわ)岩月(いわつき)村の南、気仙沼湾に面した海岸および海岸段丘上に立地。気仙道が南北に通りそれに沿って集落が形成され、その西方は階段状に水田地帯が広がる。正保郷帳によると田二二貫五三四文・畑四貫八〇二文、ほかに新田五七三文。松山の注記がある。「封内風土記」では戸数七八、最知・北最知・森合浜・川原浜の四集落名をあげる。「仙台領遠見記」は当村の項に「此磯に磯手くらとて根魚に似たる魚あり、食して障る事ありといふ」と記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by