青森県南東端、三戸郡(さんのへぐん)の町。太平洋に臨む。1980年(昭和55)町制施行。JR八戸(はちのへ)線、国道45号が通じる。町域の大部分は北上高地(きたかみこうち)で占められ、水田は少なく畑地が多い。畜産が盛んで、雑穀、タバコなどを産する。また八戸市のベッドタウン化が進み、乳牛を導入して牛乳の生産量を増加している。岩手県境の階上岳(740メートル)はヤマツツジの自生地として有名で、2013年(平成25)三陸復興国立公園に指定されている。念仏踊の「平内の鶏舞(ひらないのけいばい)」は選択無形民俗文化財。面積94.00平方キロメートル、人口1万3496(2020)。
[横山 弘]
『『階上村誌』(1977・階上村)』
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