月の桂を折る(読み)ツキノカツラヲオル

デジタル大辞泉 「月の桂を折る」の意味・読み・例文・類語

つきかつら

《「晋書郤詵げきしん伝の「桂林の一枝」の故事が、のちに月の桂伝説と結びついたもの》官吏登用試験に合格する。→かつらを折る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「月の桂を折る」の意味・読み・例文・類語

つき【月】 の 桂(かつら)を折(お)

昔、官吏登用試験に文章生が及第する。桂を折る。
能宣集(984‐991)「よにふる雪の 君はしも 冬は年つみ 夏はなほ 草の蛍を あつめつつ 光さやけき 久方の 月の桂を をるまでに」

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