月の桂を折る(読み)ツキノカツラヲオル

デジタル大辞泉 「月の桂を折る」の意味・読み・例文・類語

つきかつら

《「晋書郤詵げきしん伝の「桂林の一枝」の故事が、のちに月の桂伝説と結びついたもの》官吏登用試験に合格する。→かつらを折る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「月の桂を折る」の意味・読み・例文・類語

つき【月】 の 桂(かつら)を折(お)

  1. 昔、官吏登用試験に文章生が及第する。桂を折る。
    1. [初出の実例]「よにふる雪の 君はしも 冬は年つみ 夏はなほ 草の蛍を あつめつつ 光さやけき 久方の 月の桂を をるまでに」(出典:能宣集(984‐991))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android