桂を折る(読み)カツラヲオル

デジタル大辞泉 「桂を折る」の意味・読み・例文・類語

かつら・る

《「晋書郤詵げきしん伝から。すぐれた人材の枝にたとえて》官吏登用試験に合格する。→桂林けいりん一枝いっし
「かざしてもかつたどらるる草の名は―・りし人や知るらむ」〈藤裏葉

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精選版 日本国語大辞典 「桂を折る」の意味・読み・例文・類語

かつら【桂】 を 折(お)

  1. ( すぐれた人材を桂の木の枝にたとえた「晉書‐郤詵伝」の故事から ) 昔、官吏登用試験に文章生(もんじょうしょう)が及第することをいう。
    1. [初出の実例]「若くして文の道に遊て、一枝の桂をば折てき」(出典:観智院本三宝絵(984)序)
    2. [その他の文献]〔白居易‐喜敏中及第詩〕

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