最新 地学事典 「月の玄武岩」の解説
つきのげんぶがん
月の玄武岩
lunar basalt
主に月の海に分布する。主要鉱物は,斜長石,単斜輝石,かんらん石,イルメナイト。Tiに富むものが多く,Ti含有量により,高チタン(TiO2>9wt%),低チタン(TiO2=1.5〜9wt%),極低チタン(TiO2<1.5wt%)の各玄武岩に分類される。また,カリウム(K),希土類元素(REE),リン(P)に富むKREEP(クリープ)玄武岩という,マグマオーシャンが固結するときに液相に濃集した成分が嵐の大洋と呼ばれる地域に貫入した岩石もある。
執筆者:佐伯 和人・白尾 元理
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

