日本歴史地名大系 「有尾」の解説 有尾ありお 長野県:飯山市飯山城下有尾[現在地名]飯山市大字飯山 有尾皿(さら)川を境に城下町の北につづく集落。長峰(ながみね)丘陵の南端を占め、丘陵東麓を通る谷筋道と、西麓から皿川をさかのぼり富倉(とみくら)峠越え、越後へ通じる道との分岐点で古来交通の要衝。丘上に前方後円墳・円墳がある。応安三年(一三七〇)六月の上遠野文書に上杉朝房が「常岩南条・後閑・水沢・有尾・中曾根等」を藤井下野守に安堵したとあるのが初見。古代・中世を通じて飯山の中心地。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報