有漏法(読み)ウロホウ

デジタル大辞泉 「有漏法」の意味・読み・例文・類語

うろ‐ほう〔‐ホフ〕【有漏法】

仏語煩悩ぼんのうと結びついて、それを増すもの。迷いの世界に流転させるもの。四諦したいうち、迷いの果と因である苦諦くたい集諦じったいの法にあたる。有為法ういほう。⇔無漏法むろほう

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精選版 日本国語大辞典 「有漏法」の意味・読み・例文・類語

うろ‐ほう‥ホフ【有漏法】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。煩悩と関係し、これを増長するもの。説一切有部は、四諦(したい)の中で迷いの結果原因とである苦諦集諦諸法をさして有漏法とし、滅諦道諦の諸法を無漏法とする。〔倶舎論‐一〕

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