有無の二見(読み)ウムノニケン

デジタル大辞泉 「有無の二見」の意味・読み・例文・類語

有無うむ二見にけん

仏語。有見と無見。すべての事物を有るとみる立場と、無いとみる立場。ともに一方的で正しくないとされる物の見方

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「有無の二見」の意味・読み・例文・類語

うむ【有無】 の=二見(にけん)[=見(けん)

  1. 仏語。有見と無見。有と無の対立するいずれかの一方を極端に固執する誤った考え方。「大智度論‐七」に「復有二種見、有見無見」とある。有無邪見
    1. [初出の実例]「龍樹大士出於世、悉能摧破有無見」(出典教行信証(1224)二)

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