服部新佐(読み)ハットリ シンスケ

20世紀日本人名事典 「服部新佐」の解説

服部 新佐
ハットリ シンスケ

昭和期の植物学者 (財)服部植物研究所理事長。



生年
大正4(1915)年8月10日

没年
平成4(1992)年5月12日

出生地
宮崎県日南市

学歴〔年〕
東京帝国大学理学部植物学科〔昭和15年〕卒,東京帝国大学大学院理学研究科植物学専攻修士課程修了

学位〔年〕
理学博士

主な受賞名〔年〕
宮崎県文化賞,紫綬褒章〔昭和45年〕,朝日賞〔昭和51年〕,勲三等瑞宝章〔昭和60年〕

経歴
家業の林業傍らコケを研究。国立科学博物館学芸官補となり、昭和21年服部植物研究所を設立。44年〜56年国際蘚苔類学会評議員、52年〜54年日本蘚苔類学会会長など歴任。アジアを中心に世界各地から45万点の標本を収集。ナンジャモンジャゴケなど約200種の新種を発見した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「服部新佐」の解説

服部新佐 はっとり-しんすけ

1915-1992 昭和時代の植物学者。
大正4年8月10日生まれ。東京科学博物館勤務ののち,昭和21年郷里宮崎県日南市に服部植物研究所を設立。蘚苔(せんたい)類の調査・研究と人材育成につとめ,同研究所を国際的な研究センターに発展させた。52年朝日賞を受賞。平成4年5月12日死去。76歳。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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