朝井まかて(読み)アサイマカテ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「朝井まかて」の解説

朝井まかて あさい-まかて

1959- 平成時代の小説家。
昭和34年生まれ。広告制作会社でコピーライターとして勤めたのち独立。平成18年大阪文学学校に入学して小説を書きはじめる。20年「実さえ花さえ、その葉さえ」(のち,「実さえ花さえ」と改題)で小説現代長編新人賞奨励賞を受賞して作家デビュー。歌人・中島歌子の生涯をえがいた「恋歌」で25年本屋が選ぶ時代小説大賞,26年直木賞を受賞。27年「阿蘭陀西鶴(おらんださいかく)」で織田作之助賞。大阪府出身。甲南女子大卒。著作はほかに「ちゃんちゃら」「ぬけまいる」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「朝井まかて」の解説

朝井まかて

日本の小説家。1959年、大阪府生まれ。甲南女子大学卒業後、広告制作会社勤務を経て独立。コピーライターとして仕事をする傍ら、小説を書き始め、2008年に「実さえ花さえ」で小説現代長編新人賞奨励賞を受賞(後に『花競べ 向嶋なずな屋繁盛記』と改題、講談社文庫収録)。13年、樋口一葉の歌の師だった明治の歌人・中島歌子を主人公とした歴史小説『恋歌』(講談社)で本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。14年には同作で直木賞を受賞した。

(2014-1-20)

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